HONDAのミドルバイク
ホンダ CB750・スペシャル
HONDAは二輪世界トップの業績を誇るメーカーです。自動車しか乗らない人からはあまりイメージがわかないかもしれませんが、50ccの原付バイクから大排気量のスポーツバイク、ツーリングバイク、各種スクーターに至るまで、フルラインナップを誇っています。
もともとは二輪のメーカーであり、昭和30年代になってから、自動車も作り始めています。「CBシリーズ」はHONDAの車種の中でも中核を占めているシリーズです。古くは「ドリームCB72」、「ドリームCB92」など２気筒の高性能エンジンが評価を得ていました。これが世界的に有名になったのは、いわゆる「ナナハン」という愛称を生んだ「CB750」の登場があったからでしょう。日本発の並列4気筒の750ccの大型バイクです。
国内で販売が開始された直後の鈴鹿10時間耐久レースで、ほとんどノーマル状態にもかかわらず1位、2位を獲得し、名実共に最強マシンの座に着いたのです。このCB750の登場以来、バイク業界では4気筒ブームも起こったのです。厳密にはこれ以前にもCBシリーズはありましたが、一躍有名になったのはここからで、以後、よりレーシーなCBRシリーズも登場しています。
HONDA CB400は、いわゆる中型二輪免許で乗れるタイプのバイクです。当初は408ccでしたが、中型免許にあわせて398ccにすぐチェンジされました。HONDA CB400はこうした背景下で生まれたのです。